今回の企画は、ウィーン大学ゲーリッヒ教授、クラウサー講師と、早稲田大学の森 元孝の偶然的な関係から生まれたものであり、その点では即席プロジェクトのところがあります。ウィーン大学からの参加者たちは格安航空券を探し、東京での宿泊費、早稲田大学への地下鉄などの交通費、学食での昼食費用、パーティへの参加費用なども自前です。それはそれで当然のことでもありますが、それだけ日本、東京、早稲田を見てみたい、知りたい、議論したいということです。アジア太平洋地域に存在感のある大学としてヒューマンネットワークを構築することを使命とする早稲田大学ともなれば、こういう思いと若い世代の将来ある関係を大事にしていく必要があると思っています。

 「デフレ」とはいえ日本、東京での物価事情を克服することにたいへん苦心をしたプランでやってきます。したがって、もちろん早稲田大学からの参加者も昼食、夕食のみならず、パーティ(4000円程度)、コンパ(3000円程度×2回)へも各自の負担で参加をしていただきます。昼食、夕食は概ね早稲田大学の学生食堂で、パーティ、コンパも早稲田の学生が普通利用する場所を前提にしています。また東京都内の観光には地下鉄・JRなどの交通運賃が必要となります。学生同士の人間関係の構築が目的です。

 参考までに、ウィーン大学の参加学生たちの予算を覗いてみてください。