モダンを問う

 −社会学の批判的手法講義

                            

目 次

はしがき

第1講 社会学の批判的課題

   1.社会学のイメージ−理論と調査

   2.社会学の対象−モダンの輝きと陰り

   3.批判的と建設的

第2講 近代の見取り図

   1.市民革命の理念

    2.自由主義のユートピアと再封建化

    3.現代社会の存立基盤

第3講 社会変革の理論

   1.分裂の主題化と社会主義のユートピア

   2.マルクスとマルクス主義

   3.社会学主義と実践

第4講 科学的とは?

   1.実証主義と進化論

   2.個性記述と法則定立

   3.歴史主義と理念型

   4.目的合理的行為と没人格性

第5講 全体社会を捉える理論−科学主義の末裔

   1.社会システムの思想

   2.科学的社会学のための次善の策

   3.システム論による神の存在証明

第6講 自由主義ユートピアの変換

   1.功利主義のジレンマ

   2.行動と行為

   3.他者理解の理論

   4.日常世界の類型論

第7講 社会主義ユートピアの変換

   1.理性主義の理念化と批判理論

   2.学際的唯物論の構想と挫折

   3.意識論の言語論的転換

第8講 記述の柔軟性を追求す

   1.生活世界の問題

   2.普遍語用論の構想

   3.脱パラドクス化と脱トートロジー化

   4.システム論による記述の柔軟性と批判力

第9講 紛争に見るモダンの断片

1.マス・メディア.とくに新聞から始まる

   2.社会調査を企画する

   3.収集データを読む

   4.モダンの断片とその収集

第10講 史料にモダンの断片を見る

1.思想と理論を学ぶとは?

2.原資料を読みに行こう

文 献

事項索引