文化構想学部、文学部の講義科目は、すべてブリッジ科目として、どちらの学部からも履修することができるようになっている。社会学、哲学の専門研究のひとつとして、あるいは歴史学の特殊研究のひとつとして選択履修をしていただくことを前提に準備してある。
文化構想学部、文学部の2年生以上を対象に以下の二つの講義を用意しております。
(1)社会理論
現代社会について具体的素材を取り上げて分析をしつつ、同時に現代社会を超えるオータナティブの提案およびその論理について教授していきます。ここ数年の基本素材は、貨幣です。昨年2012年度から「現象としての石原慎太郎」という主題で講じています。
(2)社会システム論
社会について、論理的に分析をし、かつ論理的に論じていくことができるように、論法の基礎を学ぶことを主眼にして、そのための知識と方法を教授していきます。(フル・オンデマンド授業)
文化構想学部、文学部の3年生以上を対象に次の講義を用意しております。
(3)現代中欧世界とその歴史
「ウィーン 都市のイメージ、イメージの都市」と題して、ヨーロッパ型の都市と、その近代的設計に見るモダニズム、20世紀のイデオロギー、そしてポストモダニズムについて歴史的コンテンツを示しながら、われわれの知っている日本の巨大都市の今後について考える内容を提供する。(フル・オンデマンド授業)